中国地方(中国電力エリア)の電気代シミュレーション比較——最低料金制で機械計算
中国電力エリア(鳥取・島根・岡山・広島・山口)で契約できる3プランの月額を、各社公式サイト・公式定義書PDFから採録した単価だけで機械計算しました(2026年8月16日に全社ライブ確認)。 中国地方の規制料金はアンペア制ではなく最低料金制(従量電灯A)で、他エリアの計算表は流用できません。
先に結論(本体単価の機械計算・30日月)
- ・3つの世帯例すべてでオクトパスエナジーが最安*(260kWh例: 6,087.00円 vs 中国電力9,718.63円=月3,631.63円差)
- ・楽天でんき(一律38.70円)は3例すべてで規制料金より高い——従量電灯Aに基本料金がないため「基本料金0円」の売りが効きにくい(九州と同型・北海道と正反対)
- ・中国電力の従量電灯Aは最低料金759.68円(15kWhまで)+3段階という独自構造。アンペアダウン節約術は使えない
*「最安」は本体単価の機械計算上の最小値で、実際の請求額での最安や、切り替えで必ず安くなることを保証するものではありません。燃料費調整額・市場価格調整額・再エネ賦課金は含みません。
世帯例3パターンの月額試算(本体単価のみ・30日月)
| 世帯例(使用量) | 中国電力 従量電灯A | 楽天でんき | オクトパスエナジー |
|---|---|---|---|
| 一人暮らしの例180kWh/月 | 6,564円 | 6,966円 | 4,093円最安* |
| 二人暮らしの例260kWh/月 | 9,719円 | 10,062円 | 6,087円最安* |
| ファミリーの例400kWh/月 | 15,451円 | 15,480円 | 9,884円最安* |
※使用量パターンは当サイトが設定した例です。表内の金額は円未満を四捨五入して表示しています(結論の金額は計算値そのまま)。
各プランの計算式(全て公式採録値・税込)
中国電力 従量電灯A規制料金
従量電灯A(最低料金制)
最低料金759.68円(最初の15kWhまで) + 15kWh超〜120kWh×32.75円 + 120kWh超〜300kWh×39.43円 + 300kWh超×41.55円
調整: 燃料費調整あり(毎月変動)。アンペア制の基本料金はなく、最低料金制
楽天でんき自由料金
楽天でんき プランS
基本料金0円 + 使用量×38.70円/kWh(中国電力エリア・一律単価)
調整: 燃料費調整の代わりに毎月変動の「市場価格調整額」を適用
オクトパスエナジー自由料金
グリーンオクトパス(中国電力エリア・6kVA未満)
基本料金17.47円/日×30日(=524.10円) + 最初の15kWh×0.00円 + 15kWh超〜120kWh×19.74円 + 120kWh超〜300kWh×24.93円 + 300kWh超×28.00円
調整: 燃料費調整あり(基準平均燃料価格26,000円/kl・毎月変動)。最初の15kWhの従量単価0円は最低料金制を再現した構造
よくある質問
この表の金額が、そのまま毎月の請求額になりますか?
なりません。この表は最低料金(基本料金)+電力量料金の「本体単価」だけを採録単価から機械計算したもので、実際の請求には燃料費調整額(中国電力・オクトパスエナジー)または市場価格調整額(楽天でんき)と、再生可能エネルギー発電促進賦課金が加わります。これらは毎月変動するため、本体単価の順位がそのまま実請求の順位になるとは限りません。
「最低料金制」とは何ですか?アンペア制とどう違いますか?
中国電力の従量電灯Aは、東京電力エリアなどの「契約アンペア×基本料金」ではなく、「最初の15kWhまで759.68円(最低料金)」という定額から始まる料金体系です。契約アンペアの概念がないため、アンペアを下げて基本料金を節約するという他エリアの節約術は使えません。比較サイトの表を他エリアのアンペア制のまま流用すると計算がずれるため、当サイトは公式の最低料金制で計算しています。
中国地方では楽天でんき(基本料金0円)は安くなりますか?
本体単価の機械計算では、今回の3パターンすべてで楽天でんき(一律38.70円)が中国電力従量電灯Aを上回りました(180kWh例で月402円高・400kWh例では29円差まで縮小)。従量電灯Aはそもそも基本料金がない(最低料金759.68円のみ)ため、「基本料金0円」のメリットが他エリアより効きにくい構造です。ただし400kWh超の多使用世帯では差がほぼ消えるため、調整費しだいで逆転し得ます。
中国電力エリアはどの県が対象ですか?
鳥取・島根・岡山・広島・山口の中国5県です(一部隣接県の供給区域を含みます)。
オクトパスエナジーの「最初の15kWhが0円」とはどういう意味ですか?
オクトパスエナジーの中国電力エリア向けプランは、基本料金17.47円/日に加えて、電力量料金の最初の15kWhの単価が0.00円と定義されています(公式定義書PDFに明記)。これは中国電力の「最低料金に15kWh分が含まれる」構造を自由料金で再現したもので、単価表の見た目が他エリアと大きく異なる点に注意してください。
→ 東京エリア版|→ 四国版(同じ最低料金制)|→ 関西版|→ 九州版
※単価の出典: 中国電力 従量電灯A(公式の電気料金単価表)・楽天でんき プランS(公式料金表)・オクトパスエナジー グリーンオクトパス2026-04 中国電力エリア定義書PDF(2026年4月28日実施)。いずれも2026年8月16日にライブ確認した税込単価です。